自動車ラリーに改造の試み-ストラットタワーのカーボン&ガラスクロス貼り剛性アップ2006.5月5日
やっと、エンジンルーム房内から・・表からではなく、裏側-タイヤハウスからのFRP補強でも
と言うより、卵の殻をイメージすれば、殻の内側を補強すれば・・強くなる!!
さらに、最初の予定通り・・表にカーボンクロスを積層・・ハンドレーアップにて
ほぼ納得のCFRP・・補剛の工法&工程が・・・。
このカーボンクロスは、テストピース製作時も感じたが、ハンドレー・積層作業時に樹脂の気泡を巻き込みにくい。驚くほど、気泡の無いCFRPができる。理由があるのだろう・・・。
バイアスに最初から織り込んであるので、バイアス貼りに気を取られることが無い。1枚のカーボンクロスをそのまま、ラミネートしてしまえば・・バイアス貼りの2枚のカーボンFRP-CFRP・・しかも、エポキシカーボンFRPが・・半分の工数-手間で出来上がってしまう。
1枚で・・2枚分と言うことから、取り回しも楽となったが、良さは・・実際の作業時は、想像以上を体感する。
すばらしい-凄いカーボンクロスを使った・・と・・。
出来上がりは、強烈だ・・裏側4プライ、重なり部分8プライ。表1+バイアスカーボン2プライ(単層4枚相当)
事前のラミネートテストピースは、3-5プライ、3+アルミ2、5+アルミ4 各製作品のハンマー破壊体感では
実施しなかった強度のエポキシFRP-カーボンエポキシFRPが・・・!!!。
今回のラリー車の改造・・ダンパー部の補剛、最大のテーマは、素人同然の我々が、組経ったままの車体に工作する・・方法と対策・・・。
エポキシFRPでの補強工法として、考えたのは、エポキシ樹脂型の反転・・上下型製作しての、
コールドプレスのエポキシFRP製品製作と接着固定組み立て、現物確認すると、局所的なアンダーカットから
面全体の抜きテーパー面。多数の固定、パーツ孔の点在。少なくとも、数面のわり樹脂型を製作しないと・・。
シリコーン樹脂での・・捨て型製作・・材料を推定したら、15キロ以上は必要となる様子だった。両サイドで、30キロ以上。
結局、行き着いた結論は、ハンドレーアップのエポキシFRP直づけで、フィルム貼り。
成功させるためには、クロス--ガラスクロスの織り方・ヤーンとの親和性。カーボンクロスなどの密着性。作業時の室温。など何点かの要素。
カーボンは、メーカーの試作在庫の全量を供給してもらった・・失敗と後戻りができない。
このバイアス織りカーボンは使うとその良さは格別・・・と実感する。
使うエポキシは、GM-6800に決めた。飛行機屋さんの方々の印象的なことばと実地指導で、開発したエポキシ樹脂だ。スキーのエアリアルの方々での基礎テストでも、GM-6800系を基本材料とした。やはり、ここは・・ロクハチで行こう・・・!!
思うに、ラリーK氏・・本人の・・改造への熱意とねばりが・・・何より、まさっていた。
・・関連サイト・・
自動車ラリーに改造の試み-ストラットタワーのカーボン貼り剛性アップ〜ラジエーター取り付けブラケット接着。
アルミ・金属接着剤でエポキシCFRPで剛性アップ&補強〜接着剤で各種チューンナップ--特集トップ頁
http://www.blenny.co.jp/rally_k/index.html
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